2020年度 異能Vation破壊的な挑戦部門 挑戦者
StixFresh社は自然かつ安全に世界の食品ロス削減のための革新的な技術を開発している。この技術は、果物の鮮度を最大14日長く保つことを示し、食品サプライチェーンにおけるより安全で持続可能な未来の形成に貢献している。
StixFreshステッカーは、安全な天然素材を使用し、特許出願中の製法である。この製剤を構成する化合物は、空気中で共に働き、果物の周りに保護膜を作り、保存中の過熟と腐敗を遅らせる。
StixFreshステッカーは、サプライチェーンにおいて、どこにでも貼ることができる。粘着性がないため、流通業者や生産者は自社のブランド名やバーコードをステッカーに記載することができる。
CEO兼創設者, Stixfresh International Sdn Bhd
技術開発・事業化に深い関心を持つIT系出身者。
以前、マレーシアのヌグリ・スンビラン州で行われた「科学的にEMの利用が養殖魚、特にウォーキングキャットフィッシュの品質(培養水と最終製品の両方)と生産性の改善を証明」という研究・検証プロジェクトで、バイオアクティブ微生物と飼料添加物を開発、活用。自社Trek Agenda Sdn Bhdは、MAHA2008に再循環式水産養殖システム(RAS)を出展し、来場者から予想外の反響を得ることに成功。
技術開発と商業化に深い関心を寄せ、2008年Body Therapy社を設立し、治療用オイルの大きな可能性を追求し、「エナジャイズ・セラピー・オイル」の開発に成功。
さらなる挑戦的なビジネスへ移行し、深い興味と忍耐力でさらに探求することを決意し、自らのチームと共に研究開発会社であるStimulus Nature Resources社を設立。「自然は未来のテクノロジーを与える」をモットーに、可能性と素晴らしい未来を持ち合わせる画期的製品を開発。土壌に栄養を与えるために、自社の有効成分を混ぜた複合肥料(NPK)の実験を開始。また民間のゴムノキ農園で試験を開始。2年間にわたり5つの区画で試験と観察を行った結果、ゴムラテックスの収量を50〜100%増加させる効果があることが判明。
現在、Stixfresh International社を率い、「グローバル・サステナビリティのための食品イノベーションと基準のグローバルリーダーになる」というビジョンを掲げ、StixFresh Technologyが誕生。いくつかのテストを成功させ、試作。2014年、業界関係者の市場のニーズを測るため、バージョン1のプロトタイプでベルリン・フルーツ・ロジスティカのイベントに1回目のデビュー。プロトタイプは来場者から好評を博す。そこから製品を改良するための研究開発を開始し、国際的に関係当局とのテストを完了。そして今、StixFresh Technologyは商品化の段階へと進む。
革新的なデザインの経験と技術革新への深い関心から、テクノプレナーとして育てられた彼に与えられた仕事や課題は、どれもチャレンジングなものである。