2018年度 異能Vation破壊的な挑戦部門 挑戦者
トンボのような飛翔能力を持った超小型のセンサ・ノードをたくさん飛ばして、地球規模の多点環境センシングを行うことが最終的な目標である。本格的な人工筋肉が登場するのはまだまだ先のようなので、まずは現在入手可能な超小型モータを用いて、ギアとクランク機構で駆動する数十センチ大の羽ばたき飛行機を製作し、飛翔生物並みの運動機能の実現と自律飛行技術の開発をマイルストーンとしている。ようやく最近、ホバリング飛行から水平飛行まで、空中姿勢を大幅に変えられる垂直離着陸型羽ばたき機ができた。そこでこの異能vationプログラムでは、機械学習を活用した同羽ばたき機の自律飛行に挑戦する。
早稲田大学理工学術院 教授
1972年、静岡県生まれ。1999年 早稲田大学大学理工学研究科電子情報通信学専攻博士課程修了。博士(工学)取得。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学講師、准教授を経て、2012年より現職。専門分野は、電子材料工学、計算科学。