2017年度 異能Vation破壊的な挑戦部門 挑戦者
仮に世界中がCO2の排出を完全にストップしたとしても、地球温暖化はもはや止まらない―この言葉を中学生の頃に目にし、衝撃を受けた。温暖化問題には諸説あるが、少なくとも1人1人の意識を変えることが解決には不可欠である。そこで気候工学=「地球の気候を科学の力で操作する」という切り札に着目し、中学生の頃から個人レベルで取り組むことが出来る温暖化抑制の方法を研究してきた。具体的にはCO2の直接的な削減に貢献する装置の開発である。このテーマでは、まず始めにCO2回収技術、次いでCO2の高付加価値化に挑戦する。そしてこれらの技術を使って複数の試作品を開発し、ネットワークを介してその効果を数値で分析・シェアすることで、個人が実践する温暖化対策の“見える化”を実現し、温暖化問題に対する個人レベルの意識改革を促進する。
化学者兼発明家 / CRRA機構長
2000年生まれの化学者兼発明家。
一般社団法人 炭素回収技術研究機構(CRRA)代表理事・機構長。ポーラ化成工業株式会社 フロンティアリサーチセンター 特別研究員(サイエンスフェロー)。東京大学工学部 化学生命工学科3年生。
小学4年生の頃から地球温暖化を止める為の発明と人類の火星移住を実現させる研究を行っている。平成29年度 総務省異能vation 破壊的な挑戦部門 本採択(2017年10月)。研究実績をもとに、平成31年度 東京大学工学部領域5 推薦入試合格・理科 I 類入学。世界を変える30歳未満の日本人30人として、Forbes Japan 30 UNDER 30 2019 サイエンス部門受賞(2019年8月)。現在は東京大学に在籍する傍ら、「地球温暖化を止めて地球上の77億人全員を救い、火星移住も実現して人類で初の火星人になる」という夢を叶えるべくCRRAで独立した研究開発を行っている。
代表的な研究・発明に「ひやっしー」「そらりん計画」「成層圏探査機もくもく計画」がある。