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シンデレラテクノロジーのための、自撮り画像解析による、女性間視覚コミュニケーションの解明
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シンデレラテクノロジーのための、自撮り画像解析による、女性間視覚コミュニケーションの解明

2015年度 異能Vation破壊的な挑戦部門 挑戦者

リアル世界で個人は組織に守られることが多いのに対し、バーチャル世界では個人が公にさらされ、危険である。しかしそれを苦ともせず逆に楽しみ、物理的・社会的制約の少ないバーチャル世界で手に入れた成功で、リアルな夢を実現している、若い女性たちが日本には多くいる。古くは“平仮名”、インターネット時代の“絵文字”や“自撮り”など、日本の若い女性たちは、どんな困難に直面してもしたたかに、シンプルで普遍的なコミュニケーションを、編み出してきた実績を持つ。そこで本課題は、まずフィールドワークとインターネット上のデータ解析の2種類のアプローチから、バーチャル世界とリアル世界をうまく渡ることに成功している、日本の若い女性たちのコミュニケーションを観察、モデル化、分析を行う。彼女たちのコミュニケーションの法則を定量的に抽出し、それを再構成した新しいコミュニケーション技術の設計をする。

久保 友香

久保 友香

メディア環境学者

1978年、東京都生まれ。2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など歴任。日本の視覚文化の工学的な分析や、シンデレラテクノロジーの研究に従事。2008年『3DCGによる浮世絵構図への変換法』でFIT船井ベストペーパー賞受賞。著書に『「盛り」の誕生ー女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識ー』(太田出版、2019年)。

 

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