誰もが音と光で音楽を奏で、自己表現できる清掃楽器「ほうきギター」 どのようにすれば人と人がより響き合う世界になって行けるのか、それがテーマである。 見た目はどこにでもある掃除用具のほうきであるが、内部にセンサーを内蔵し様々な奏法でギターの音をかき鳴らせる。音楽理論に基づいたアルゴリズムを搭載したマイコンによって、音楽経験によらず感覚的に演奏できる。 自身が社会の中で生き辛さを感じ人生に悩む中で、中学生の頃にロックスターに憧れて教室でほうきギターをしていたあの頃のように純粋に夢を見て生きたい、と思った事がほうきギターを生み出すきっかけとなった。 ほうきギターが人の心を開放し、楽器経験や年齢に関係なく、あらゆる人が音楽によるコミュニケーションが可能になると確信し、誰でも何処でも弾けるスタンドアロンモデルの開発に取り組んだ。 音楽経験や国籍、言語を超えた音楽によるノンバーバルコミュニケーションを世界に広げ、より人と人が響き合える世界を目指す。
社会が複雑化する中で、考え方の違う人々と話し合いを通して問題を解決する能力が重要になっていますまた、国際的な課題だけでなく、学校や企業、家庭などあらゆるところで人は会話を行っています。 挑戦者は、相互理解による豊かなコミュニケーションを実現するために、音環境分析に基づく非言語なコミュニケーションの可視化技術を開発し、学校や企業研修の場に提供してきました。 今回の挑戦では、この技術の新たな適用先として、よりカジュアルな「飲み会」に焦点を当てました。そして、飲み会の場を可視化してコミュニケーションを活性化する、飲み会が見えるシステム「ガミエル」を作りました。
近年、ドローンや小型ヒューマノイドなどのロボットを活用したライブパフォーマンスが増えている。しかし、人とタイミングを合わせて移動しているものの、接触はほとんどなく、またロボット自身は移動や身振りといった単調な動作のみであり、人が持つ「技」と並べると見劣りしてしまう。本プロジェクトでは、持ち上げることが可能で、また錯視によって非現実的な動作を表現するという「技」を持つ、直径1m以上の球体LEDディスプレイを開発する。多数の移動する球体LEDディスプレイを利用し、肉眼で非現実的な世界を楽しめる演出の実現を目指して、試作を行う。
近年、動物愛護や長寿化を背景に、犬・猫などのペットや競走馬の骨折等に対する骨再生医療のニーズが広がっている。 自身はこれまでに、歯を失った後に痩せてしまった顎の骨を再生する新規治療技術の開発に取り組む過程で、iPS細胞から人工骨を作り出し、これを凍結乾燥することで骨補填材を得る技術を着想した。 当該製品は、従来の骨補填材にはない骨誘導性を示すだけでなく、iPS細胞を人工骨の産生ツールとして用いた後に死滅化するため、腫瘍化の懸念がなく、臨床応用が現実的であることが期待される。 本プロジェクトでは、当該製品をペットや馬の骨欠損治療に応用すべく、その骨誘導能を強化し、その効果を検証していく。
近年の目覚ましいAI技術の発展を背景に、大手IT各社などは、障害者支援にAI技術を活用しようとする試みを積極的に行っている。また特に日本においては、急激な少子高齢化による人材不足が深刻であり、障害者の社会参加促進という観点でも、AI支援技術の役割は増々重要になりつつある。 AI技術の活用が進む一方、その開発過程においては、障害者、特に視覚障害者は、関与する機会をほぼ得られていない。AI技術の民主化として、ソフトウェア2.0の考え方に則った多様なツールが登場しても、根底部分の視覚に頼ったデータ分析的手法は相変わらず、特に情報障害とも言われるような視覚障害者は、蚊帳の外に置かれている感が否めない。 しかしながら、政府のAI戦略でも触れられているとおり、AI技術は「多様性を内包した持続可能な社会」を実現するための手段であり、その開発過程においても、多様性が十分に配慮されているべきだろう。特に、近年の潮流でもあるディープラーニングのようなデータドリブンで帰納的な技術を用いる場合、構築されたAI技術の多様性は、その開発過程のバイアスが強く影響するため、その開発には多様な人材が関与するべきだろう。 そこで、本挑戦では、多様性を内包した持続可能なAI社会の実現に貢献するため、AI技術開発における、視覚障害者のアクセシビリティの改善に取り組み、以下のようなデータサイエンス環境の整備や入門コンテンツ作成を行った。 目が見えない又は見えづらい人向けのデータサイエンス環境改善プロジェクト スクリーンリーダー利用者のためのデータサイエンス入門
衣類に動きを与えロボット化するハンガー状デバイスの開発と社会実装を進めています。 本技術はフォーマルさや可愛らしさ、スピード感など既存の衣服が持つ個性をそのまま活かし、ソーシャルロボットや店頭ディスプレイ等として利用できます。 商業施設や私生活の中でユーザーが自身のクリエイティビティをもって本プロダクトを利用することで独自の世界観をもった体験を日常に創出し、人と衣の関係が拡張されていったらいいなと考えています。
StixFresh社は自然かつ安全に世界の食品ロス削減のための革新的な技術を開発している。この技術は、果物の鮮度を最大14日長く保つことを示し、食品サプライチェーンにおけるより安全で持続可能な未来の形成に貢献している。 StixFreshステッカーは、安全な天然素材を使用し、特許出願中の製法である。この製剤を構成する化合物は、空気中で共に働き、果物の周りに保護膜を作り、保存中の過熟と腐敗を遅らせる。 StixFreshステッカーは、サプライチェーンにおいて、どこにでも貼ることができる。粘着性がないため、流通業者や生産者は自社のブランド名やバーコードをステッカーに記載することができる。
植物が光合成をするように、葉っぱで発電して根っこに蓄電し、夜になると花を咲かせて光る花電。 葉っぱに搭載したのは、窓越しの光や人工光でも発電する、室内で発電効率の高いソーラーパネル。 枝葉に照度センサーを取り付けており、夜、部屋を暗くすると花が咲いて点灯し、朝日が差し込むと花を閉じて消灯。つまり常夜灯として機能する。 同時に、植物型のロボットとして、これまでに無かったコミュニケーションを楽しめるように開発中。 例えば、植物の世話をするように、ヒトが“光のシャワー”を与えると発電量が上がり、充電量の少ない雨の日にも花を咲かせることができる。 将来は、コンパクトに畳める仕様にして、光の花束として、電気のない地域へ届けたい。
2023/03/27 19:30
2021年度に「破壊的な挑戦部門」に挑んだ山口浩平は、その挑戦の過程で摂食嚥下障害を持った人がハッピーに食事を楽しめる社会の実現へ向けての課題に気づいた。
2021年度に「破壊的な挑戦部門」に挑んだ山口浩平は、その挑戦の過程で摂食嚥下障害を持った人がハッピーに食事を楽しめる社会の実現へ向けての課題に気づいた。
2023/03/20 19:30
山口浩平は2021年度の「破壊的な挑戦部門」において、3Dフードプリンターによるフレンチのフルコース提供を目指すスタートとして、まずはデザートとスープ作りに挑んだ。
山口浩平は2021年度の「破壊的な挑戦部門」において、3Dフードプリンターによるフレンチのフルコース提供を目指すスタートとして、まずはデザートとスープ作りに挑んだ。
2023/03/13 19:30
2021年度の「破壊的な挑戦部門」に選ばれた山口浩平は、介護施設で楽しめるフレンチのフルコースを3Dフードプリンターを使って再現する挑戦に挑んだ。
2021年度の「破壊的な挑戦部門」に選ばれた山口浩平は、介護施設で楽しめるフレンチのフルコースを3Dフードプリンターを使って再現する挑戦に挑んだ。