AeroRangePRO

大阪のドローン製造企業エアロジーラボが6月、ハイブリッドドローンの新製品「AeroRangePRO(エアロレンジプロ)」を発売した。

AeroRangePROは6つのローターを搭載した大型のハイブリッドドローン。「ハイブリッド」の由来は小型のガソリンエンジンと、バッテリーでの駆動に両対応していること。

2つの動力源を搭載することで、従来型ドローンに比べて6~10倍ともいうおよそ3時間の飛行を実現。飛行距離は最大で120kmをうたう。また、ガソリンエンジンで飛行中にガソリンが尽きても、動力をバッテリーに切り替えることで、一定時間は飛行が可能なため、安全性にも優れるとする。

サイズはおよそ直径1800mmで、機体重量は燃料を除いておよそ19kg。10kgの積載も可能だ。

AeroRangePRO

5月に、会場、オンラインを組み合わせた発表会も開催された

AeroRangePROの開発に協力した企業が、機械加工・金属加工を主事業とする成光精密だ。同社は、リバネスの大阪本社と協業し、リバネスの大阪本社内に主にスタートアップ向けのものづくり支援拠点「Garage Minato」を開設し、運営。

エアロジーラボでは、AeroRangePROの開発にあたって、Garage Minatoを運営する2社、また量産化の面でKOBASHI ROBOTICSとも協業し、計4社のチーム体制で開発した。これにより、試作から量産まで、連携した動きが可能となる。

エアロジーラボは2010年にマルチローター型ヘリコプターを開発したことから出発し、2012年設立。大阪大学との共同研究や、テレビ局との協業、2018年には、岡山県和気市(わけちょう)と協業した物資配達の実証実験を行なうなど、精力的に成長してきた企業だ。

AeroRangePROは性能面で優れたドローンというだけでなく、前述の3社との協業により開発された点も特徴的で、スタートアップ企業による高品質な製品の量産化、生産体制のモデルになり得る製品でもある。