AIが駆動する次世代型の超高速・高精度なイメージ認識型のリアルタイム細胞分離システム「イメージ認識型高速セルソーティング技術」を研究開発しているシンクサイトは、第三者割当増資を実施したと発表した。

引き受け先は、リード投資家がスパークス・グループの「未来創生2号ファンド」で、伊藤忠テクノロジーベンチャーズの「テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合」および芙蓉総合リースを含めた3社。

2019年に実施したSBIグループ、リアルテックジャパンの「リアルテックファンド1号及び2号投資事業有限責任組合」および、大阪大学ベンチャーキャピタルの「OUVC1号投資事業有限責任組合」の3社を引き受け先とした第三者割当増資とあわせて、シリーズA投資ラウンドにおいて総額16.5億円を資金調達した。

また、今回の第三者割当増資にあわせて、スパークス・グループから、臨床経験や研究経験に加え、金融機関での実績も持つ櫻庭茂樹氏(医師、医学博士、公衆衛生学修士)を社外取締役として迎える。

スパークス・グループ 代表取締役副社長を務める深見正敏氏は「AIを活用した医療技術が日々発表され、現在は次に来るであろうAI医療のまさに黎明期の様相をていしております。そのようななかで、シンクサイトが持つゴーストサイトメトリー技術(GC技術)は、AI、高速イメージング技術、マイクロ流体技術という先端技術を組みあわせた唯一無二のイメージ認識型高速セルソーティング技術であり、製薬・診断分野の課題解決に資する革新的な基盤技術になると確信しております」とコメント。

続けて、「いかなる良い治療法でも、高額すぎると患者様には十分に届きません。高い治療効果とともに高額な薬価でも話題になっているCAR-T療法は、その一例かもしれません。今後、血液がんから固形がんへと適応範囲が広がることが予測されるCAR-T療法の治療効果を高めつつ、製造コストを抑えることに貢献しうるGC技術は、がんと闘う患者様の福音となる可能性があると考えております」とし、

昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を踏まえ、「新型コロナウイルス感染拡大により、今ほど医療の大事さを感じるときはございません。GC技術は創薬スクリーニング手法として新型コロナウイルスの治療法開発にも用いられる可能性があり大いに期待しております。未来創生ファンドとして、優れた治療法を生み出す基盤技術を有するシンクサイトを全力で応援してまいります」と締めくくった。