RLIMES

PLIMESは3月24日、第三者割当増資によりシードラウンドで1.5億円の資金調達を完了したと発表した。引受先はCYBERDYNEで、業務提携も併せて実施する。

PLIMESは首に装着したネックバンドで嚥下(飲み込み)を測り、食事を見守る装置「GOKURI(ゴクリ)」を開発。GOKURIは2010年より基礎研究を開始しており、国立大学法人筑波大学及び筑波大学附属病院における研究の成果(「頸部装着型嚥下モニター」特許第5952536号)の社会実装を目指している。

日本人の死因上位を占める疾患の第1位はがん、第2位は心筋梗塞だが、7位には誤嚥性肺炎が上がっており、不慮の窒息も含めると食事関連の死亡者は年間およそ4万人とされる。誤嚥性肺炎を引き起こしやすい嚥下障害の原因疾患は脳卒中(患者数146万人)で、そのおよそ6割が脳卒中後の後遺症として嚥下に問題を抱えていることが知られている。

誤嚥性肺炎や嚥下障害については、手術や創薬といった治療方法のあるがん・心筋梗塞と異なり、医療・介護現場の細やかで地道なケアで支えられている。しかし、経験が豊富な医師・言語聴覚士・看護師などの技能の再現が難しく、高齢者本人の嚥下能力の低下に関する認識も曖昧なことが多く、定量的な指標を示す方法がなかった。

GOKURI

GOKURIはこれらの課題解決のため、嚥下を計測して将来的に効率的な医療、リハビリテーションに繋げるでデバイス。専用に設計されたネックバンドと人工知能技術を用いた嚥下識別技術の社会実装により、1日でも長く自分の口で食事を楽しめる社会の実現を目指すとしている。