Eco-Porkは2月19日、豚熱(CSF)やアフリカ豚熱(ASF)などの重篤伝染病に対する感染リスクの見える化および予防対策支援を行なうBIツール「BioAsseT Web」をリリースした。

Eco-Porkは国内養豚の感染症撲滅を推進する獣医師チーム(P-JET:PRRS撲滅推進チームJAPAN)に参画している。国内で発生している豚熱は、豚・いのしし特有の熱性伝染病であり、強い伝染力と高い致死率から豚肉の生産量を大きく低下、既に13万頭の豚で殺処分されているものの、いまだにその正確な感染経路の特定に至らずにいる。さらに中国ではアフリカ豚熱によって同国内飼育頭数の30%を殺処分が行なわれており、日本での感染は確認されていないが侵入リスクがあるとしている。

BioAsseT Webは国内の農場バイオセキュリティーを定量評価し、分析・改善指導するツール。P-JETが定める査定者が農場に訪問し、全155項目で構成される査定項目を診断・評価することで農場のバイオセキュリティーレベルを数値化する。数値データを元にセキュリティーの弱点を特定し、重点的に改善すべき課題と改善に向けたアクションプランが提示される。

査定者はP-JETが主催する査定者講習を受講し、認定ライセンスの取得者のみで構成されるため、データの客観性に優れ、他農場との比較評価が容易に行なえることを特徴とする。今後、P-JETを通じて養豚生産者には無償で利用してもらうとともに、国内獣医師および各都道府県の家畜衛生保健所に対して査定者講習会を実施することでBioAsseTWebを提供するとしている。操作体験版が公開中。