少額短期保険業者のjustInCaseは、2019年7月5日に取得した規制のサンドボックス認定に基づき、国内初とうたうP2P保険「わりかん保険」を発売すると発表した。販売にあたり、8社のパートナー企業との協業が決定。justInCaseおよびパートナー企業における取り扱いは、1月28日から順次開始する。

「わりかん保険」は、保険の契約者同士がリスクをシェアし、もしものことが起こった際に助け合う仕組みを実現する。保険の原点とも考えられ、日本古来からある相互扶助組織の「頼母子講(たのもしこう)」や「無尽(むじん)」をテクノロジーで蘇らせたとうたう。

IT技術を利用した助け合いの実現により、既存のがん保険より低価格を実現するという。保険料はあと払いで、がん診断時の一時金は80万円。保険料は、月次で契約者全体の保険金の合計金額を算出し、その時点での契約者数で割った金額に、一定の管理費を上乗せした金額があと払い保険料となり、justInCaseが事後徴収する。

たとえば、1月の保険金の合計金額が160万円で、契約者数が1万人の場合には「160万円÷1.3÷(1万人−2人)=229円」が、保険料として2月に事後請求される(保険料に占める管理費の割合は30%の場合)。

パートナー企業の1つ、アドバンスクリエイトの取締役を務める橋本孔治氏は、「わりかん保険は、保険業界を変える可能性を秘めた商品と考えます。アドバンスクリエイトが運営する保険市場では多くのカテゴリーの保険商品を取り扱っていますが、今回justInCaseのわりかんがん保険の取り扱いをきっかけに、「わりかん保険」という新しいカテゴリーを設けました。今後わりかん保険のような仕組みの商品が増えてくると確信しております」と語る。